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なぜ婚活の成功率はこれほど低いのか

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条件のミスマッチが多発している件

 

女性が男性に求める結婚の条件も時代とともに様変わりしてきました。
バブル期に男性に求められた条件は3高(高学歴、高収入、高身長)でしたが、最近は3平(平均的年収、平凡な外見、平穏な性格)へと変化しているようです。

 

ある結婚相談所では、「男性に求める年収も時代とともに変化しており、以前のような年収1000万以上を求める女性も少なくなっている(大手結婚相談所)」とのこと。現在ほとんどの婚活女性は、理想の年収として600万円以上、許容できる最低年収で400万円以上を希望しているのだそうです。

 

たしかに、年収600万円あれば出産・育児で働きに出られない時も安心できそうです。年収400万円だとひとりで家計を支えるのは苦しそうですが、ふたりで協力すればなんとかなりそうではあります。経済基盤がしっかりしていなければ安定した結婚生活が送れないという気持ちが伝わってきます。

 

女性側も男性の年収が思ったほど多くないという情報が広まったおかげで、現実的な条件にシフトしてきたようです。

 

「男性に高いスペックは求めません。年収も400万円ぐらいあれば十分なんです。」こんな女性が増えているわけです。

 

一見すると現実的な条件なのだから、ミスマッチは起こらないだろうと思ってしまいます。では、なぜミスマッチが起こっているのでしょうか。男性側の事情を見てみることにしましょう。

 

女性陣の期待に応えられない男性陣の現実

 

女性側の条件が緩和されてきているのですから、男性側としてもその期待に応えたいところです。

 

しかし、明治安田生命福祉研究所「結婚に関する調査」(2014年)によると、30代の未婚男性で年収400万円以上なのは26.7%、年収600万円以上に至っては5%しかいないという衝撃の事実が明らかになりました。

 

なんと、最低限の条件と考えていた年収400万円以上も、実は30代未婚男性の4分の1しか存在しないという狭き門だったのです。年収600万円以上に至っては、もはや希少生物の域に達しつつあります。

 

多くの女性が足切りラインに使っている年収400万円以上という条件によって、75%の30代未婚男性が脱落してしまうという恐ろしいミスマッチの現状が明らかになったわけです。20代未婚男性に至っては何%が脱落するのか考えるだけでも恐ろしいです。

 

さらにいうと、年収400万円以上をクリアしているからといって、結婚対象ラインに立てるとは限りません。その他にも、清潔感がある、身長170cm以上、親との同居不可など様々な条件が課されるわけです。ただでさえ、母集団が26.7%に絞られている中で、さらなる条件が追加されると、それらを全てクリアしている30代未婚男性はいったい何%いるのでしょうか。年収600万円以上の層に至っては、もはや生存するのかすら怪しい状況です。

 

婚活の成功率が10%を下回っていると言われているのは、このように結婚対象の合格ラインに達している独身男性が極めて少ないということが、一因と考えられているのです。

 

女性が現実的と考えていた条件が実は現実的ではなく、数少ない結婚対象の合格ラインに達している独身男性を求めて、争奪戦を繰り広げているというのが婚活の現状なのです。

 

もはや年収600万円以上を希望するのは、バブル時代の年収1000万円以上を希望するのと変わらなくなってきているということなのかもしれません。

 

瀬地山教授は、「3高」から「3平」になったと言われる理想の男性像について、こう言った。
「その平凡な年収が600万円とか言うんですね。600万円以上稼ぐ男性は25歳から30代前半くらいだと5%くらいしかいない。それを平凡と勘違いし、ほとんどいない層に群がって、いい男がいない、と言っている。それが婚活市場の現実だと思います」

出典 結婚したくないのか、できないのか〜揺れるキャリア女子

 

ここまでミスマッチが進んでいたとはかなりの衝撃ですが、こういった現実もあるという事実は受け止めなければなりません。もう一度婚活制度について見直す時期が来ているのかもしれません。

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