スマートフォンに安否確認のお知らせが表示されると、「押したら何が起きるのか」「自分の状況が勝手に公開されないか」と不安になることがあります。LINE安否確認は、大規模な災害時に自分の安否を知らせたり、友だちの状況を確認したりする機能です。
安否確認のお知らせは、災害時だけ表示される
LINE安否確認は通常は表示されず、LINE公式ヘルプでは、震度6以上などの大規模な災害が発生したときに表示される機能と説明されています。表示条件は状況により変更される可能性があり、登録した電話番号の国や友だちの安否登録が関係します。
お知らせが出たからといって、押した瞬間に安否が公開されるわけではありません。まず画面に表示された案内を読み、自分の状況を登録する画面なのか、友だちの状況を確認する画面なのかを見分けます。災害の規模やアプリのバージョンによって、表示される場所や文言が異なる可能性もあります。

表示されたときに最初に確認する3項目
- 自分の地域や状況に関係する表示か:登録電話番号の国や友だちの登録状況に基づく場合があります。
- 自分の安否を報告する画面か:「無事」「被害あり」など、自分の状態を選ぶ案内かを確認します。
- 友だちの安否を見る画面か:自分の登録ではなく、友だちの状況を確認する入口の場合があります。
「閉じたい」「今は操作したくない」と思った場合は、まず画面を戻る、またはアプリを閉じるだけでも構いません。災害時は通信が不安定になることもあるため、何度も送信ボタンを押して状態を変えようとせず、画面の表示を確認してから操作します。

自分の安否を報告すると何が共有されるか
LINE公式ヘルプによると、安否を報告するとプロフィールアイコンに安否ステータスのバッジが付き、プロフィールページに安否ステータスとメッセージが表示されます。つまり、単に自分の端末だけへ保存するメモではなく、LINE上で友だちが確認できる情報として扱われます。
そのため、メッセージ欄には住所や勤務先など、必要以上の個人情報を書かないようにします。避難先を伝える必要がある場合も、公開範囲や内容を確認し、詳細な住所ではなく連絡を取る相手へ別の方法で伝えるほうがよい場合があります。

「無事」と「被害あり」は状況に合わせて選ぶ
選択肢の意味を無理に軽く解釈せず、表示された説明に従います。けがや住まいの被害があるのに「無事」を選ぶ、反対に何も確認できていないのに断定する、といった操作は、心配している人へ誤った情報を伝える可能性があります。通信や安全が確保できる範囲で、現在の状態を短く入力します。
自分の安否を登録・編集・削除する流れ
LINE公式ヘルプでは、メイン端末でLINEを開き、「トーク」→画面上部の「友だち」→「安否確認」へ進み、「無事」または「被害あり」を選んで公開する手順が案内されています。画面の名称や位置はアプリ更新で変わる可能性があるため、実際の端末に表示された最新の案内を優先してください。
登録後に内容を直したい場合は、同じ安否確認画面から「ステータスを編集」を選びます。表示を消したい場合は、編集画面の「ステータスを削除」から削除します。削除は、登録した情報をプロフィール上から非表示にする操作であり、災害そのものや友だち側の記録を消す操作とは限りません。

| したいこと | 確認する場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| 自分の状態を登録 | 安否確認画面 | 公開される情報とメッセージを確認する |
| 内容を直す | ステータスを編集 | 新しい状況に合わせて書き直す |
| 表示を消す | ステータスを削除 | 削除後に友だちからどう見えるかを確認する |
| 友だちを確認 | 友だちタブの安否確認 | 表示がないことを無事の証拠にしない |
「表示を消したい」ときに知っておくこと
LINE公式ヘルプでは、災害が落ち着くと安否確認の表示が消える一方、利用者自身が機能そのものを非表示にすることはできないとされています。登録した自分の安否ステータスを削除する操作と、ホームなどに出る機能の案内を消す操作は別です。
通知を見たくないからといって、端末の通知をすべて切ると、家族や知人からの大切な連絡まで気づけなくなる可能性があります。通知を調整する場合は、端末の設定とLINEの通知設定を分けて確認し、災害時に連絡を受ける相手の方法を残しておきます。

ひとり暮らしで先に決める連絡方法
ひとり暮らしでは、災害が起きてから「誰に、どの方法で、いつ連絡するか」を考えると負担が大きくなります。次の3点だけでも平時に決めておくと、安否確認を使うか迷ったときの基準になります。
- 第一連絡先と、つながらない場合の第二連絡先を決める
- LINEが使えない場合のSMS・電話・災害用伝言サービスを確認する
- 「返信がないときは何時間後に別の方法を試すか」を相談する
連絡先はスマートフォンだけに保存せず、紙にも残します。紙には電話番号を必要な範囲で書き、財布や防災袋など、停電しても探せる場所へ置きます。定期的に電話番号や関係性を見直し、相手にも自分のルールを伝えておきます。

安否確認を使う前のチェックリスト
実際にお知らせが表示されたときは、次の順番で確認します。通信が不安定な場合は送信を繰り返さず、ラジオや自治体の情報など別の情報源も併用します。
- 自分と周囲の安全を確保したか
- 表示が自分の安否登録か、友だちの確認かを見分けたか
- 公開される状態とメッセージを読んだか
- 必要以上の住所・勤務先・個人情報を書いていないか
- 送信後に編集・削除する入口を確認したか
- LINE以外の連絡方法と電源を確保できているか

チェックが終わっても、自分の安全が確保できないときは操作を優先しません。避難や救助が必要な場合は、地域の防災情報や緊急通報など、状況に合った窓口を使います。この記事はLINEの機能を説明するもので、災害時の安全を保証するものではありません。

送信できないときは、表示だけで判断しない
災害時は基地局の混雑、停電、端末の電池切れなどで、安否登録がすぐに完了しないことがあります。画面が止まったり、送信後の表示が変わらなかったりしても、何度も連打せず、通信状態と電池残量を確認します。
安否確認が使えない場合に備えて、家族や知人とSMS、電話、災害用伝言サービスなどの代替手段を決めておきます。LINEが復旧するまで待つことを連絡ルールにするのではなく、「つながる手段を一つずつ試す」順番を共有しておくことが大切です。
アプリの表示が出ないことは、無事であることの証明ではありません。友だちの安否が表示されなくても、未登録、通信不良、端末の電源切れなど複数の理由が考えられます。心配な相手には、別の連絡手段や地域の情報を組み合わせて確認します。
まとめ:押す前に「誰へ何を共有するか」を確認する
安否確認のお知らせは、災害時に自分や友だちの状況を確認するための入口です。押しただけで自動的に詳細な住所が公開される機能ではありませんが、安否を登録するとプロフィール上に状態やメッセージが表示されます。表示された画面の目的と公開範囲を読み、必要最小限の内容で登録してください。
今日の一歩:第一連絡先、代替手段、紙の連絡先をひとつずつ決めます。平時に安否確認の入口と編集・削除の場所を確認しておくと、災害時に「押したらどうなるか」で迷う時間を減らせます。
