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結婚は何歳まで?28歳の葵さんが「35歳の壁」を自分の言葉で考えた夜

結婚式の夜に年齢の検索結果を見て考え込む葵さん

日曜21時17分。従妹の結婚式から帰った水野葵さん(仮・28歳)は、引き出物の小袋をテーブルへ置いた。家族のグループには「次は葵かな」。検索窓へ「結婚 何歳まで」と入れると、35歳という数字が何度も出てきた。

式は楽しかった。誰かと暮らす未来も少しうらやましかった。でも、ひとりの部屋へ戻って靴を脱いだ瞬間はほっとした。葵さんが困っているのは「結婚できる年齢」ではなく、欲しいものが結婚なのか、つながりなのか、周りを安心させる返事なのか、自分でも混ざっていることだった。

目次

結婚式帰りの電車で、二つとも本音だった

次の場面も、別の視点から確認します。

結婚式帰りの電車で窓に映る自分を見る葵さん
誰かと祝う暮らしはいい。静かな部屋へ帰るのもいい。片方を嘘にしなくてよい。

月曜の昼、葵さんは編集部の橘に「28歳なら、もう婚活を始めた方がいいですか」と聞いた。Web制作会社の契約は三か月更新。友人と借りていた部屋も、友人の結婚で出ることになったばかりだ。仕事と住まいが揺れているところへ、年齢の締切まで増えたように感じていた。

「昨日の式で、何がいちばんうらやましかったですか」

葵さん「式そのものより、帰る場所に味方がいる感じです」

「では、今ほしいのは結婚式でも“35歳まで”でもなく、味方になれる関係かもしれませんね」

葵さん「でも、一緒に住むかは、まだ分からないです」

「35歳の壁」に見えた数字は、誰かの期限ではない

2020年国勢調査を基にした人口統計資料集では、未婚割合は30〜34歳で男性51.8%・女性38.5%、35〜39歳で男性38.5%・女性26.2%です。50歳時の未婚割合は男性28.25%・女性17.81%。ここでいう未婚は、その時点まで一度も結婚していない人を指します。

数字が答えられること 数字だけでは答えられないこと
2020年の各年齢層に、未婚の人がどの程度いたか 葵さんが将来結婚する確率
年代・性別で集団の割合がどう違ったか 葵さんが誰と、どんな距離で暮らしたいか
過去の調査と比べた社会の変化 今月アプリへ登録すべきか
50歳時点で一度も結婚していない人の割合 50歳以降の結婚や、その人の幸福

30〜34歳と35〜39歳は、同じ人たちを五年間追った数字ではありません。調査時点の別々の集団です。「女性の未婚割合が38.5%から26.2%へ下がるから、その間に結婚できる確率は12.3%」とも計算できません。地域、出生年、交際状況、希望の有無も混ざっています。

統計画面を横に置き自分の希望を三枚のカードへ分ける葵さん
人口のグラフは左へ置き、自分が欲しい関係を右へ書く。

約8割の結婚意思にも、葵さんの答えは書いていない

2021年の第16回出生動向基本調査では、18〜34歳の未婚者で「いずれ結婚するつもり」と答えた人は男性81.4%、女性84.3%でした。同じ質問で「ある程度の年齢まで」と答えた人と、「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」と答えた人は、ほぼ半分ずつです。

「いずれ」の中には、すぐ活動したい人、恋人がいる人、相手がいれば考える人、具体的な時期を決めていない人がいます。約8割という数字を「全員が急いでいる」に変えると、調査より広告の言葉に近くなります。2025年に行われた第17回調査は、2026年9月10日時点で結果公表が予告段階のため、古い数字を最新結果のようには置き換えません。

締切ではなく、次の90日

私がほしい関係・距離・活動マップ

結婚するかを決める前に、今ほしいつながりと、生活に入れられる活動量を分けます。







今の答えで構いません。途中で変えてもう一度作れます。

葵さんは「毎週末の婚活」ではなく、月二回を置いた

90日間の生活と婚活予定を書く葵さん
毎週末を埋めず、仕事や趣味と両立できる予定を置く場面。(イメージ画像)

次の場面も、別の視点から確認します。

三か月の予定表を前に活動量を相談する葵さん
活動日だけでなく、何もしない日曜も先に残す。

葵さんが入れたのは、週3時間、月6,000円、別々に暮らして会う関係、プロフィールの相談だけ。最初の30日はアプリを一つだけ使い、会う約束は月二回までにした。毎日返信する前提にはせず、仕事の契約更新がある週は新しい約束を入れない。

方法 向く場面 申込前に見るもの
婚活アプリ 検索・連絡・日程調整を自分で進めたい 本人確認、料金、自動更新、休止・退会、通報機能
婚活パーティー メッセージを重ねる前に、決まった時間で話したい 人数、進行、一人時間、取消料、本人確認
結婚相談所 紹介、日程、断り方、振り返りへ支援がほしい 初期費用、月会費、面会料、成婚料、休会、担当範囲
趣味・友人のつながり 結婚前提だけに絞らず、人との接点を増やしたい 参加頻度、場の目的、断った後も安心して通えるか

同じ「出会えるサービス」でも、本人が担う作業と料金は違います。会員数や成婚率の大きさより、葵さんなら毎日返信を求められないか、月二回で続けられるか、違和感を相談できるかが先です。初対面は昼間の人目がある場所にし、帰宅手段を相手任せにしない。断ると決めたら、理由を長く説明して納得させる必要もありません。

子どもを望む気持ちがある場合は、結婚相手探しの速度と、身体・仕事・住まいについて知りたい時期を一つに束ねません。何をいつ知りたいのかを分け、必要な情報は自分の状況を話せる専門家へ聞く。年齢記事に人生全体の締切を決めさせないためです。

比較ページへ持っていく四つ

  • 望む関係と生活距離
  • 一週間の時間と一か月の予算
  • 自分でできること、支援を借りたいこと
  • 本人確認、断り方、休止・退会の条件

この四つが合う候補だけを比較すれば、知名度順や報酬順のランキングは要りません。

翌朝、35歳のタブを閉じた

通知を止め三か月の予定表に一つだけ約束を置く葵さん
予定を一つ入れ、空白の日曜を三つ残した。

月曜7時26分。葵さんは「35歳まで」の検索タブを閉じた。結婚しないと決めたわけでも、今すぐ結婚すると決めたわけでもない。30日だけ一つのアプリを使い、一人と会えたら、その人を採点する前に「会った後の自分は疲れているか、また話したいか」を書く。

統計は、同じ時代にどんな人が暮らしているかを見せてくれます。でも、葵さんの日曜を何回使うか、誰とどの距離で暮らすかまでは決めません。「何歳まで」ではなく、「次の90日をどう試すか」。そこまで小さくすると、自分の選択が数字の中から戻ってきます。

申込み前に、費用と時間の上限を決める

葵さんは、登録前に一週間で使える時間を3時間、ひと月の予算を6,000円と紙に書いた。アプリなら月額だけでなく自動更新、追加機能、決済経路を確認し、パーティーなら参加費、交通費、キャンセル条件を足す。相談所なら初期費用、月会費、紹介料、成婚料、休会時の扱いを別々に見る。総額が分からないまま「無料」や「お得」だけで申し込まない。

活動の方法も、結婚への気持ちと同じように一つへ決めなくてよい。検索や連絡を自分で進められる週はアプリ、短時間で人と話したい週はパーティー、断り方や日程調整を借りたい週は相談所というように、必要な支援から選ぶ。本人確認の範囲、プロフィール公開、連絡停止、休会・退会、個人情報の削除方法を申込み前に質問し、答えが曖昧なら登録を見送る。数字を見た後に自分の条件へ戻るための確認である。

家族や友人から「早く決めたら」と言われたときも、統計を根拠に返事を急がなくてよい。葵さんは、結婚したいか、誰かと暮らしたいか、今月人と会えるかを別の問いにした。回答が違っても矛盾ではない。活動後に疲れが二日続く、予算を超える、断ることができないなら、方法を休む目印にする。申込み前に休止日を決めておけば、続けることだけが正解にならない。

葵さんが登録画面の前で確認した順番

葵さんは、いきなりプロフィールを完成させなかった。まず無料範囲と有料になる操作、自動更新の有無、本人確認で提出する書類、公開される写真と居住地域を確認した。次に、相手を探す・申し込む・メッセージを送るまでのどこに料金がかかるかをメモし、月の上限を超えたら追加機能を使わないと決めた。登録後に合わないと感じた場合に、通知停止、休会、有料プランの解約、アカウント退会がそれぞれどこから行えるかも、ヘルプ画面で先に開いておく。

パーティーを選ぶ週は、参加費だけでなく交通費、受付開始時刻、一人参加の扱い、会話時間、本人確認、取消料、連絡先交換の方式を確認する。相談所を検討する週は、初期費用・月会費・紹介料・成婚料を合計し、休会中の料金、担当者の変更、紹介を断る方法、退会後の情報の扱いを質問する。葵さんは回答が文章で残らない項目を「まだ申込めない」と分類した。安心できるかどうかは、知名度ではなく、分からないことを聞いて立ち止まれるかで決めた。

  • 月の予算と活動時間を決めた
  • 有料になる操作と自動更新を確認した
  • 本人確認・公開範囲・連絡停止を確認した
  • 休会・解約・退会の違いを質問した
  • 答えが残らないサービスは申込みを保留した

35歳の壁ではなく、次の一歩を決める

比較表を見たあとに迷いが戻るのは、数字だけでは自分の暮らしに置き換えられないからです。今月使う予定、使わない特典、解約や変更の条件を紙に三つだけ書き、使う場面が浮かぶものから一つ試します。試した結果を翌月に振り返り、合わなければ戻せる余白も残します。

  • 始める前に総額と期限を確認する
  • 使わなかった理由を責めずに記録する
  • 次に試す行動を一つだけ決める

選ばないことや、いったん保留することも比較の結果です。誰かの年齢や利用数を基準にせず、自分の時間と予算で続けられるかを最後に確かめます。

統計の先で自分の条件を整理する

結婚に関する統計や選択肢を知ったあと、年齢や生活リズム、出会い方の希望を自分の言葉で整理したい人もいます。数字だけで将来を決めつけず、発行日と目次を確認しながら、考えをまとめるための一冊を選んでください。

28歳の婚活で相談所を選ぶ前に、年齢・地域・未婚条件を確認する

相談所を選ぶときは、紹介方法、料金総額、対象年齢、未婚条件、対象地域、来店の可否、休会・退会条件を同じ表に並べます。年齢が条件に合っていても、紹介範囲や勤務・生活の希望が合うかを公式案内で確認してください。

パートナーエージェントの来店予約条件を確認する

広告:対象地域・年齢・未婚条件・来店条件・料金・退会方法は申込み前に公式案内でご確認ください。

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この記事を書いた人

おひとりさまの生活設計を専門にする編集・調査チームです。編集部には、老後・お金、住まい、仕事・副業、転職・婚活、旅・食事、美容・セルフケアの各分野に詳しいスペシャリストが在籍し、それぞれの実務経験や実体験をもとに執筆・確認しています。経験談をそのまま押しつけるのではなく、年齢、収入、住む場所、体力、時間、予算など条件を分け、費用・手間・続けやすさ・失敗しやすい点まで比較できる判断材料に整理します。制度や料金は公式情報と更新履歴を照合し、旅や食事は現地の動線と一人での過ごし方を具体化。調査、論点整理、構成、比較設計、表現・リンクの品質確認を分担し、広告提携の有無と記事の評価軸を分けています。専門家集団として、読者が自分の基準で次の一歩を決められる編集を行います。