「どりゃー」
口には出していない。たぶん。
でも、そのくらいの勢いで店へ入った。
前に別のサルヴァトーレでしょんぼりして帰ったから、この夜は勝手にリベンジ戦だった。
場所は新宿サブナード。地下街の店なら、一人客のことも放っておいてくれそうだ。

18時すぎ、厨房からすぐに声が飛んだ
平日の18時を少し過ぎたころ。店内はまだ空いていた。
入口を越えると、厨房にいたスタッフがすぐこちらへ声をかけ、聞き取れないイタリア語らしき言葉でホールの人を呼んだ。
一人だと伝える。旧訪問当時は喫煙席の希望も聞かれ、やり取りはするすると進んだ。
二人用のテーブルが多い店だった。周りを見ると、一人で食事をしている人もいる。
誰かを待っているように見せなくていい。スマートフォンを忙しく触らなくてもいい。
当時の訪問者はここを、少し大げさに「おひとりさまの聖地」と呼んでいる。
Sサイズのピザなら、もう一皿いける
注文したのは、Sサイズのマルゲリータ。
もう一品は、スタッフおすすめの国産牛イチボのステーキ。当時の価格は2,680円だった。
「一人でピザとステーキは多いだろうか」と一瞬考えた。でも、Sサイズならきっと大丈夫。たいめいけんで三品頼んだ胃袋が、妙な自信を持っていた。
5分ほどで、マルゲリータが来た。
一人で食べるなら、この大きさがちょうどいい。ひと切れずつ熱いうちに食べながら、次の皿を待てる。

さらに10分、ステーキが来た
ピザからさらに10分ほど。切り分けられたイチボのステーキが運ばれてきた。
やわらかく、肉の味がしっかりある。
ピザだけで終えなくてよかった。

一人ごはんのいいところは、ピザを分けなくていいことではない。食べたい組み合わせを、自分の都合だけで決められることだ。
スタッフはよく店内を見ていて、動きも早かった。最初の声かけから、料理の説明、食後まで、置いていかれたと感じる瞬間がない。
会計を終えて店を出るときも、背中へイタリア語の挨拶が飛んできた。
意味は分からなかった。でも歓迎されていることは分かった。
同じ名前の店でも、一人の夜は変わる

料理がおいしい。それだけなら、前の店でも同じだった。
この夜うれしかったのは、店へ入った瞬間から帰る瞬間まで、自分がそこにいていいと迷わずに済んだことだ。
「一人で入れる店」は、カウンターがある店とは限らない。二人用テーブルでも、一人を一人として自然に迎えてくれる店は居心地がいい。
残っている訪問記は、満足した気持ちで終わっている。
ただし、この店へ同じ夜を探しに行くことは、もうできない。
新宿サブナード店は2025年7月21日に閉店した
PIZZA SALVATORE CUOMO サブナードは、2025年7月21日をもって閉店しました。現在の公式店舗ページにも閉店のお知らせが表示されています。
運営会社ワイズテーブルコーポレーションの事業報告では、商業施設のテナント入れ替えに伴う閉店として記載されています。
この訪問記を読んで、新宿サブナードへ同じ店を探しに行かないでください。
閉店後に行く店を公式情報で選び直す
今行けるサルヴァトーレは、公式検索で確認する

サブナード店の閉店案内と系列店検索から、現在営業している店を探せます。
系列店でも、席の配置、営業時間、メニュー、価格、一人客への案内は店舗ごとに異なります。今回の回顧に登場するSサイズのマルゲリータや国産牛イチボのステーキが、別店舗で同じ名称・価格・量で提供されているとは限りません。
候補店が決まったら、公式店舗ページで次を確認します。
- 一人で利用しやすいカウンターや小さなテーブルがあるか
- ディナーの開始時刻とラストオーダー
- 現在のピザサイズとサイド・肉料理のメニュー
- 予約できるか、一人利用でも予約可能か
予算は「ピザ一枚+もう一皿+飲み物」で先に上限を決めます。たとえば今夜は4,000円まで、少しぜいたくする日は6,000円までというように、自分の上限を決めてから現行メニューを開けば、昔の2,680円という数字に引っぱられません。これは店舗の現在価格ではなく、一人で注文を組み立てるための目安です。
店はなくなっても、あの夜の発見は残る。
一人で二皿頼むことより、「どりゃー」と入っても受け止めてもらえる店を見つけることのほうが大事だった。
閉店した店の記事を、次の店選びに使う
この記録は現在の予約先を紹介する記事ではありません。訪問した当時の入口、席の雰囲気、ひとりで注文した量を残し、閉店後に同じ失敗をしないための確認手順をまとめています。店名が検索結果に残っていても、営業日・予約画面・電話のつながり方が一致しなければ、予約を確定しないでください。
- 公式サイトの営業状況と最終更新日を確認する
- 予約サイトの店舗住所と電話番号を照合する
- 閉店なら、同じエリアで一人席・少量注文が可能な店を探す
思い出の店がなくなった寂しさも含めて記録することで、次の一人ごはんでは「入りやすさ」「注文量」「帰りやすさ」を先に選べます。
閉店後に一人で店を選び直す手順
閉店を知ったとき、思い出まで消えたように感じる必要はありません。むしろ、あの夜に自分が何を心地よいと感じたのかを言葉にすると、次の店選びが楽になります。私の場合は、入口で一人だと伝えたときの速さ、料理を待つ間の距離感、食べ終わってから席を立つまでの気楽さが大切でした。
次に行く店を探すときは、店名だけで検索せず、エリアと条件を組み合わせます。例えば「新宿 一人 ピザ カウンター」「サブナード 一人 夜ごはん」のように、ひとりで過ごしたい場面をそのまま検索語にします。予約画面で人数を一名にして進めると、二名以上からしか受け付けない店も早めに分かります。
- 行きたい時間帯を決め、営業時間とラストオーダーを確認する
- 一名で予約または入店できるか、予約画面か電話で確認する
- 料理の量を一人で食べ切れるか、サイズや持ち帰りの可否を見る
- 帰りの駅までの道と、混雑した場合の第二候補を用意する
この四つを先に決めておけば、店に入ってから「一人で浮いていないだろうか」と悩む時間が減ります。閉店した店の記録は、次の一皿を選ぶための地図にもなるのです。
一人で入りやすいか迷ったら、最初から完璧な店を探さなくても大丈夫です。昼の早い時間に下見をして、入口から席までの距離、店員さんの声かけ、隣の席との間隔を確かめるだけでも安心材料になります。夜に行くなら、予約時に「一人で静かに食事をしたい」と伝えておくと、席の希望を相談しやすくなります。もし落ち着かなければ、料理を一品だけにして短時間で帰る選択もできます。食べる量や滞在時間を自分で決められることが、一人ごはんの自由さです。
帰宅後に次回の候補をメモしておくと、思い出を次の休日へつなげられます。店の雰囲気、注文の量、会計までの時間を一言ずつ残すだけで十分です。
閉店を知ったあとに、次の店を選ぶメモ
閉店した店の記録を読んで「では今どこへ行けばいいのか」と思った方へ。候補を探すときは、店名やランキングだけで決めず、ひとりで過ごしたい時間を先に決めてみてください。静かに食べたい夜なら、カウンター席の有無、隣席との間隔、予約画面で一名を選べるかを確認します。料理をいろいろ試したい日なら、前菜や小さめのピザなど、一人で組み合わせやすいメニューがあるかを見ます。
予約前に店舗ページを開き、住所・営業時間・ラストオーダー・定休日を確認します。検索結果の営業時間が古いこともあるため、最終的には公式ページか予約画面の表示を優先します。電話をかける場合は「一人で、○時ごろ、カウンターまたは小さな席を希望」と短く伝えれば十分です。満席だったときの第二候補を駅の反対側に一軒だけ用意しておくと、店頭で迷いません。
一人で注文しすぎないための組み立て
- 最初は主菜を一品にして、追加できるかを店員さんに聞く
- 量が分からない料理は、サイズや取り分け可否を確認する
- 食後の予定がある日は、料理の提供時間も予約時に確認する
一人ごはんの店選びで大切なのは、評判の高さだけではありません。入店してから帰るまで、自分のペースを守れるかどうかです。この訪問記のように、店がなくなったあとも、入りやすさや注文量の感覚は次の店で役立ちます。
店を出たあとまで、ひとりの夜を楽しむ
料理と店内の空気を味わったあとは、写真やメモを整理しながら帰れるよう荷物を身軽にしておくと安心です。小さなポーチや充電用品など、帰り道にも使うものだけを選び、食事の時間を広げてください。
サルヴァトーレの空席と一人利用を確認する
一人での料理量、予算、滞在時間を整理したうえで、来店日の空席とプランを照合します。営業時間、席、料金、変更条件は予約画面で確認してください。
一休.comレストランでサルヴァトーレの空席・プランを確認する
※営業日・席・料金・予約条件は予約時点の表示をご確認ください。
