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おひとりさまの介護問題

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親の介護と自分の介護

 

おひとりさまの介護問題と言っても、自分自身の介護問題と親の介護問題のふたつが考えられます。

 

昨今、介護離職が話題になるなど親の介護も避けて通れない道になりつつあります。
おひとりさまにとってこれらの問題はどのように乗り越えていけばよいのでしょうか。

 

道は大きくふたつ考えられます。
公的介護保険による対処と民間の介護保険による備えです。

 

公的介護保険

 

まず両親の介護を考えたときに一番の味方となるのは公的介護保険です。
公的介護保険は40歳以上の方が加入し、要介護度によってサービスが受けられるという制度です。
下記表を参考に両親の要介護度に応じて地元自治体に介護保険支給の申請をしましょう。

 

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出典 住友生命 公的介護保険制度について

 

民間の介護保険

 

民間の介護保険は主に自分の介護のに備えるためのものと考えた方がよいでしょう。
当然自分の介護にも公的介護保険は利用できますので、公的保険の自己負担額を軽減する役割と考えると分かりやすいでしょう。

 

今後高齢化がますます進んでいきますので、今の公的介護保険制度がこのまま続くとは考えづらいです。
今後は支給額の削減や自己負担額の増加は大いに予想されるところですので、自分自身の老後に備えて今のうちからコツコツと保険を積み上げていくのが賢いおひとりさまの老後対策といえます。

 

保険料控除をうまく利用する

 

国もこの流れを後押しすべく、2013年からの年末調整で介護保険料控除が開始されました。今後の高齢化社会を見据えた国のメッセージとも受け取れます。
長期間にわたって保険料控除を受けることができれば、有利な条件で保険に加入したことと同様の意味を持つことになりますので利用しない手はありません。

 

特におひとりさまの介護は誰にも頼ることができない状況も想定して、自分自身の介護については十分な備えを考えておく必要があります。
時間を味方に付ければそれほど大きな負担にはなりませんので、なるべく早い時期に介護保険に加入するようにしましょう。

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