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安定収入が第一

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長期投資はハイリスク

 

老後の特集記事などで、月に数万円でも3%の利回りを続けて30年積み上げていけば、老後の資金が準備できますという記事を見かけます。しかし、そんなことは絶対に起こりえないので信じてはいけません。

 

株式相場が上向いているときなど3%以上の利回りを達成できる年ももちろんありますが、相場は永遠に上がり続けるわけではありません。数年に一度、○○ショック(リーマンショックのような暴落相場)が必ず訪れ暴落する運命にあるのです。

 

暴落時の利回りはマイナス50%ということも珍しくはありません。せっかくコツコツ積み上げたものが、わずか1度の暴落で元金どころか大幅なマイナスに陥ってしまうのです。

 

30年もの長期投資となれば暴落の機会も何度か経験することになるでしょう。GDPの成長率が0%近辺の日本において長期投資を行うというのは極めてハイリスクといえます。

 

未だに長期投資を推奨しているのは、高度成長期の上昇相場を例にとった詐欺のようなものです。高度成長期であれば経済が成長しているわけですから長期投資も理にかなった行動といえるでしょう。

 

そうすると、海外の新興国であれば長期投資してもよいのでは?という意見もあることでしょう。それはもちろん間違いではありませんが、新興国の株式投資で儲けることは非常に難しいのが実情です。

 

新興国の株式は既に成長期待が織り込まれているため、よほどの高成長を続けない限りはリターンを得るのは難しい状況です。また海外の投資なので為替の問題も生じますから素人が安易に手を出すべきではありません。

 

正確な未来予測は困難ですが、これまでのような経済成長を前提にした投資行動は、もう合理的ではありません。長期投資や国際分散投資ならば、必ずリターンが得られる、という主張を信じるべきではないでしょう。

出典 プレジデント 「老後の備えは300万の定期預金で十分」のワケ

 

老後の備えは堅実に

 

では老後の備えはどうあるべきなのでしょうか。

 

答えは簡単です。元金を減らさないようコツコツ積み上げるのが一番ということです。50代以上の方は一攫千金の大勝負なんてもってのほかです。若い世代の方は老後資金とは別に余裕資金を準備できるのであれば、投資にチャレンジしてみるのもよいでしょう。

 

老後まで長期間にわたってコツコツ資金を積み上げていくには安定収入が何よりも大切です。安定した雇用を確保し、長期にわたって生活を安定させることが何よりも大切なのです。終身雇用が崩壊した日本においては、こちらの方が難しいことなのかもしれません。

 

「私のところに相談にきた自営業の方は、還暦を機に事業を第三者に3000万円で譲渡しました。それが退職金代わりの“老後の命綱”だったのですが、銀行の営業マンに勧められるまま、国内株と海外株の投資信託に数百万円ずつ突っ込んでしまった。年利20%にもなるという触れ込みでしたが、株価が暴落して投資額の半分が飛び、取り戻すためにまた投資。最後はリーマンショックの煽りで大暴落し、手元に200万円しか残らなかったんですね。持ち家も手放して、関東近郊の家賃3万5000円のアパートに引っ越し、生活保護を受給しています」

出典 「老後の蓄えを」で無理な資産運用から生活保護に 激増する「老後破産」(2)

 

20代、30代のうちはスキルアップに励んで、できる限り待遇の良い会社を目指しましょう。40代以降はできるだけ定年まで勤めることを目標にしつつ、リスク回避の行動も起こし始めるべきです。リスク回避の行動とはいざ自分がリストラに合った場合にどうするかということです。

 

起業というと少し大げさに聞こえますが、今の時代必ずしも会社を作らなくても収入を得る道はたくさんあります。退職金をもとにフランチャイズに加入するのもひとつの選択肢でしょう。

 

この先公的年金がどうなるか分からない状況ですから、定年のない仕事を今のうちに見つけておくと安泰の人生が送れるはずです。
何もサラリーマンだけが仕事ではないのです。幅広く世の中を見渡せば、きっと見えてくるものがあるはずです。

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