生涯未婚率の上昇
昨今、生涯未婚率が上昇し、おひとりさまが増えていると話題になっています。生涯未婚率の上昇は何を意味するのでしょうか。
生涯未婚率とは
生涯未婚率とは50歳時点で一度も結婚したことのない人の割合を示すものです。2010年時点で男性の生涯未婚率は20%を超え、女性の生涯未婚率は10%を超えています。このペースで生涯未婚率の上昇が続けば、2030年頃には男性の生涯未婚率は30%、女性の生涯未婚率も20%を超えることが予想されています。
つまり、男性の3人に1人、女性の4人に1人が未婚という未婚社会が到来するわけです。
なぜ生涯未婚率は上昇を続けるのか
生涯未婚率の上昇は少子化にも直結しますので憂慮すべき問題なのは事実です。
ただ結婚は非常にプライべートな問題なので今後もこの傾向が改善されることはないでしょう。
ではなぜ生涯未婚率は上昇を続けているのでしょうか。
男性の草食化、出会いの欠如、独身ライフの満喫などいろいろ理由は挙げられると思います。しかし、これらが本質的な問題であるかというと、ここまで生涯未婚率が上昇していることの理由としては弱いと考えられます。
出生動向基本調査によると独身男女の約90%がいつかは結婚したいと回答しています。今から30〜40年前と比較して結婚観はそれほど変わっていないのに、本当に上記のような理由で結婚できなくなってしまったのでしょうか。
まず男性の草食化についてですが、30〜40年前は恋愛結婚が少数派で、そのほとんどがお見合い結婚であったことを考えると男性の変化による影響は極めて小さいと言えるでしょう。
また出会いの欠如については、インターネット(SNS)の発達した現代の方が出会いの量はコントロール可能なはずです。むしろ出会いの数や手段が多すぎることに原因があると考えられます。一般的に、人は選択肢が多くなりすぎるとなかなか選択できなくなってしまう傾向にあります。
最後に独身ライフの満喫についてですが、若い頃はそのように考えていても生涯を通じて独身ライフを満喫したいという方は極めて少数派でしょう。独身男女の90%がいつかは結婚したいと考えていることからもこの仮説が生涯未婚率の上昇に直結しているとは考えづらいです。ただし、生活利便性の飛躍的な向上が、無理してまで結婚しなくてもよいという価値観に結びついている可能性は大いにあります。
ここでもう一度生涯未婚率の推移を見てみましょう。男性の生涯未婚率は今から30年ほど前の1985年頃から顕著に上昇し始めていることが分かります。
この時期にあった社会の大きな変化といえば、男女雇用機会均等法の制定です。
私は以前から、こう考えていました。「男女雇用機会均等法が、女性の未婚率上昇の大きな原因の1つなのではないか?」
女性が男性と同じように社会で働くことが当たり前になったのは、昭和61年の男女雇用機会均等法施行から。
女性の社会進出と生涯未婚率の上昇
なぜ女性の社会進出が進むと生涯未婚率が上昇するのでしょうか。
男女雇用機会均等法が制定される以前は、女性にとって結婚は死活問題でした。女性が男性と同じように働くことが一般的ではない社会において、結婚することは生活するための手段だったわけです。就活と同じように年頃になればお見合いや紹介によって結婚するのが当たり前であり、社会共通の価値観だったのです。今のようにインターネットで様々な情報が得られるわけでもなく、結婚相手の選択肢もそれほど多いとはいえなかった時代です。本人の意思というよりは周りのススメで結婚に至ったというケースも多かったようです。
このように人生の選択肢として結婚するのが当たり前という社会であり、専業主婦として家事や子育てに従事するというのが一般的な社会の価値観だったわけです。
では、女性が社会進出することで結婚観にどのような変化があったのでしょうか。
女性が男性と同じように総合職として働く道が開けたことで、ひとりでも生活していけるだけの経済力を獲得しました。そうなると必ずしも生活の手段として結婚する必要はなくなったわけです。当然仕事に没頭すれば恋愛や結婚への対応は遅れがちとなります。また時代の変化として様々なメディからの影響もあり、お見合い結婚は減少し、恋愛結婚が主流となっていきました。それまでお見合い結婚が主流だった中で、いきなり恋愛結婚が主流となっても対応できる男女の数は限られてしまうことでしょう。
女性が経済力を獲得したことで結婚に求める条件面も上昇していきます。条件に見合わなければ必ずしも結婚しなくてもよいという価値観が生まれ、社会もそれを許容していきます。女性の社会進出によって男性の経済力は相対的に低下し、女性側から見た条件のミスマッチが多発することになります。
このように女性の社会進出が進んだことが生涯未婚率の上昇の一因と考えることができるわけです。
もちろん女性にとっては結婚にプラスして仕事という選択肢が増えたわけですから、歓迎すべき変化ではあります。しかし、結婚しなければ生活が立ち行かないという時代と比べて、条件に見合わなければ必ずしも結婚しなくても構わないという価値観の変化は、生涯未婚率の上昇に大きく寄与していると考えられるのです。
現在国が行っている女性の社会進出拡大と少子化対策というのは極めて矛盾した政策といえます。時代の流れとして今後も生涯未婚率の上昇は続いていくことでしょう。
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