銀座アスターでひとりごはん
おすすめ度:
ひとりごはん難易度:
泣く子も黙る高級中華
銀座アスターといえば、泣く子も黙る高級中華店として有名です。
今回は新宿のお買い物帰りに立ち寄れる銀座アスター新宿伊勢丹店でひとりごはんにチャレンジです。
いくつものひとりごはんを成し遂げてきたひとりごはんマスターでもやっぱり初めてのお店はちょっぴり緊張します。しかし、お店の前で緊張していても何も始まらないので早速入店です。
どりゃー(入店)
居心地のよい店内に感動
入店すると受付にいた女性の店員さんが対応してくれます。
女性店員「おひとりさまでよろしいでしょうか。」
私「はい。」
女性店員「では、ご案内させていただきます。」
お店は夕食時より少し早かったこともあり、4割ほどの埋まり具合でしょうか。店内はいかにも高級中華店という雰囲気で、お客さんの年齢層もやや高めな印象です。
店員さんは端っこのテーブル席に案内してくれました。ここならひとりでも落ち着いてごはんが食べれそうです。叙々苑といい、ウルフギャングといい、やはり高級店はおひとりさまに対する配慮が徹底しているなという印象です。
席に着くと気品漂う烏龍茶を持ってきてくれました。もちろんこの烏龍茶は飲み放題で、ぬるくなったら新しいものと交換してくれます。さすが高級店。
気品漂う烏龍茶
さて、今日は何を食べようか。メニューを眺めながら考えます。
せっかくの高級中華ですから普段は食べれないものをチョイスしたいところです。そうなると、やはり普段食すことのできないフカヒレが候補に挙がってきますが、さすがにフカヒレの姿煮はやりすぎだろうということで、一品目のオーダーはフカヒレのスープに決定いたしました。フカヒレのスープは一人用の小さいサイズもありますので、優雅なひとりごはんに最適です。
あとはご飯物と炒め物をチョイスしようと眺めていると、中華丼とおぼしき「海の幸と野菜のあんかけごはん」と「チンジャオロース」が目に留まりました。しかし定番の麻婆豆腐も捨てがたいです。うーん、せっかく銀座アスターに来たのですから、ここはおもいきって中華丼と麻婆豆腐の夢の共演にチャレンジすることにしました。
フカヒレスープに感動
オーダーして間もなく、一品目のフカヒレのスープが運ばれてきました。
黄金色に輝くスープはレトルトとは比較にならないほど濃厚で旨みが凝縮されていました。これがフカヒレスープなのですね。私が今まで飲んでいたのはいったい何だったのでしょう・・・。
しばし感動に包まれながら絶品のフカヒレスープを食します。
フカヒレスープ
引き続きまして、チンジャオロースが到着です。
このチンジャオロースはお肉がチンジャオロースのレベルを超えています。叙々苑のはらみ肉を食べているかのような弾力とボリューム感です。さすが銀座アスター。チンジャオロースひとつ取ってもCook Doのレベルをはるかに超えてくるとは、ただ者ではありません。
チンジャオロース
お次は、海の幸と野菜のあんかけごはんです。
なんというかこのネーミング、おとなしく中華丼と呼べばいいものをお洒落ぶりおってと思っていましたが、全力で謝罪せねばなりません。ひとつひとつの食材の素材感が半端ではないのです。さすが銀座アスターさんいい食材を使っていらっしゃる。これは「海の幸と野菜のあんかけごはん」以外に呼びようがありません。中華丼とは別物と思って食していただいた方がよいでしょう。どうか浅はかだった私をお許しください。
海の幸と野菜のあんかけごはん
最後は麻婆豆腐です。この時点でかなりお腹は満たされていましたが、麻婆豆腐なくしてお店のレベルを計ることはできません。メニューには辛さは調節可能ですと記載されていましたが、まずは標準レベルでお願いすることにしました。一口食べるとすぐにCook Doの麻婆豆腐とは違うのだということに気付かされました。誤解なきよう申し上げておきたいのですが、私はCook Doの麻婆豆腐はかなりの絶品だと思っています。自宅であのレベルの麻婆豆腐を作ることは私の技術力ではまず不可能です。しかしながら、銀座アスターの麻婆豆腐はそのレベルを超えてしまったのです。超えたという表現は少々大げさかもしれません。どちらの麻婆豆腐もそれぞれの良さがあるのですが、やはり味の深みという観点では敗北を認めざるを得ないことでしょう。
この麻婆豆腐はちょうどよい辛さなのですが、汗が滝のように流れてきます。店員さんに頼めばいつでも水を持ってきてくれますので、無理は禁物です。
麻婆豆腐
いやー、さすが銀座アスター。想像以上の美味しさに大満足です。お腹もいっぱいになったしそろそろ帰ろうかと思っていたのですが、先ほどからマンゴープリンがあまりに美味しそうで気になって仕方ありません。
「すみません、マンゴープリンお願いします。」
気付いた時にはすでにマンゴープリンをオーダーしたあとでした。
なんということでしょう。こんなマンゴープリンは食べたことがありません。まさにマンゴーそのものなのです。と思ったらそれは本物のマンゴーでした。いえ、マンゴープリンの部分も本当に濃厚でマンゴーとの区別がつかないくらいです。これは本当におすすめなので、銀座アスターに行った際にはぜひマンゴープリンも食してみてください。
マンゴープリン
思った以上に満足感でいっぱいのひと時でした。最後に机の上に置いてあるナンバープレートを持ってレジへと向かいます。ここはテーブル会計ではなくレジ会計なのですね。
ナンバープレート
雰囲気も落ち着いているし、おひとりさまもそこそこいらっしゃるようです。これなら月に一度くらいは来れるかな。そんな風に感じた銀座アスターでのひとりごはんなのでした。