ウルフギャングステーキハウスでひとりごはん
おすすめ度:
ひとりごはん難易度:
高級店の風格に脱帽
ウルフギャングといえばNYに本店を構え、熟成肉のステーキハウスとして世界的に有名です。ハワイにも支店があるので、テレビや雑誌などでもよく取り上げられています。
こんなメジャーな高級店でひとりごはんをする人なんているんだろうか。そう思いながら、今回はウルフギャングステーキハウス六本木店へと向かいました。
地下鉄六本木駅から少し歩いて繁華街からはやや離れたところにありました。近くまで行くと高級店の風格に圧倒されてしまいます。
ここまで来たら迷っている暇なんてありません。早速入店です。
どりゃー(入店)
セレブ感漂う店内にオロオロ
中に入ると綺麗なお姉さま方がお出迎えしてくれました。
お姉さん「いらっしゃいませ。」
お姉さま方に取り込まれたこの時点で緊張マックスです。
私「あの、ひとりなんですが・・・。」
お姉さん「ハッピーアワーご利用でしょうか。」
ハッピーアワーって何でしょうか・・・。
※ハッピーアワーとは、バーエリア限定で毎日15:00〜18:00に行われているお得なサービスタイムのことです。
グラスワインやカクテル、ビールなどのドリンクが通常の半額程で提供されるのをはじめ、ハンバーガースライダー(小さなハンバーガー)やシーフードクロスティーニ(各種シーフードをのせた小さなトースト)などの軽食メニューが用意されています。
そして、ハッピーアワーの最大の目玉として、骨付きの熟成サーロインステーキ(330g)にマッシュポテトとクリームスピナッチ、ミニ・キーライムパイをセットにした、ニューヨークやワイキキの店舗で常連客に大人気のセットメニュー「テイスト・オブ・ニューヨーク」が提供されます。
私「いえ、普通に食事でお願いします。」(この時ハッピーアワーのことを知っていれば・・・)
お姉さん「かしこまりました。ではコートとお荷物お預かりさせていただきます。」
さすが高級店です。クロークサービスが当り前のように完備しています。
お姉さん「ではご案内させていただきます。」
セレブ感漂う店内を緊張しながら歩いていきます。想像以上に広い店内ですが、早い時間ということもあり、がっつりお食事をしているお客さんはほとんどいないようです。バーカウンターではセレブ感漂う方々が、優雅なバータイムを楽しんでいらっしゃいました。
お姉さん「こちらのお席などいかがでしょうか。」
私「ありがとうございます。こちらでお願いします。」
ひとりごはんということで気を使っていただき柱の横の目立たない席へと案内していただきました。やはり高級店はお客さんの様々なニーズをくみ取っていただけるのだなと感心しながら席に向かいます。
プライムステーキをオーダー
席に着くとまずはドリンクオーダーのためのメニューをいただきました。
まだ仕事中なので、ウィルキンソンジンジャエールを頼むことにしました。ジンジャエールもなんだかオシャレ感いっぱいです。
少し辛口のウィルキンソンジンジャエールを飲みながら本日のメニューを検討しました。
事前にWebでリサーチしたところ、熟成肉のプライムステーキとマッシュポテトは外せないという情報を目にしたので、「Steak for two(ステーキ2名様用)」とマッシュポテトを頼むことにしました。
美味しそうなメニューがいっぱい並んでいるので、本当はもっと頼みたかったのですが、さすがに二人前のステーキを食べたらお腹いっぱいだろうと思い、デザート分も考慮の上少しセーブして注文です。焼き加減はミディアム・レアでお願いしました。
まだお客さんがほとんどいないので手を挙げると秒速でウェイトレスさんがやってきてくれます。この反応の早さも高級店ならではのサービスですね。
パンがものすごく美味しいのです
メニューを注文するとすぐにバスケットに入った自家製パンを持ってきてくれます。
フランスパンとくるみパンらしいのですが、これがまたものすごく美味しいのです。
パンはおかわり自由なので足りなかったらいくらでも持ってきてくれます。
ただ本命のステーキが来る前にお腹がいっぱいになってしまうのでここはほどほどにしておいた方がよいでしょう。
本命のプライムステーキが到着
そうこうしていると、店員さんの掛け声と共に陽気な外人さんがプライムステーキを持ってきてくれました。
ステーキがのっているお皿も高温になっているらしく、ジュージューとものすごい音を立てています。
Tボーンステーキの左側がフィレ、右側がサーロインと説明してくれました。
メニューでは2名様用となっていますが、フィレとサーロインのTボーンステーキが食べたいのであれば「Steak for two」を頼む必要があります。
おひとりで2名様用を食べる方も多いらしいので、お肉が大好きな方はぜひとも頼んでみていただきたいです。
ウェイトレスさんがお肉とマッシュポテトを取り分けてくれました。
外人さんの「エンジョイ!」の掛け声とともにお食事タイムスタートです。
日本の和牛とは一味違った赤身肉の美味しさを最大限引き出されているように感じました。さすが熟成肉です。肉を食べてる!という醍醐味が味わえます。
個人的にはフィレよりもサーロインの方が美味しかったです。
やっぱり2人前ということもありかなりのボリュームだったので、次回はプライムサーロイン(1人前)だけでもいいかなと思いました。
マッシュポテトもオススメです
マッシュポテトもクリーミーでこの世のものとは思えない美味しさでしたので、初めての方にはオススメしたいです。
量もそこまで多くないのでひとりでもぺろりと食べられてしまいます。
なんとかステーキ2人前とマッシュポテトを完食です。
しかしさすがにこの量ははんぱではないので、相当お腹を空かせて来ることをお勧めします。
デザートはシャーベットとカフェラテです
ウェイトレスさん「お食事お済でしたらお下げいたします。」
私「はい。お願いします。しかし、ひとりで2人前はやっぱり多いですね。」
ウェイトレスさん「でも美味しいからぺろりと食べれちゃいますよね。私もこれくらいならひとりで食べれると思いますよ。」
なんと可愛らしいウェイトレスさんが、これくらいならひとりで食べられるとのこと。お腹はかなり限界を迎えていましたが、おひとりさま代表としてなめられるわけにはいきません。デザートにシャーベットとカフェラテを注文です。
シャーベットはレモンとラズベリー、そしてマンゴ―の3種類が入っています。
3種類はちょっと量が多いという方は1種類から頼めるそうなので自分のお腹と相談して注文してみてください。
お肉をこれでもかと食べまくったあとなので、シャーベットを食べると口の中がすっきりとしてとても美味しかったです。
カフェラテはメニューに載っていないのですが、作っていただけるとのこと。ハートマークで可愛らしくデコレーションされたカフェラテはミルクがふんわりしていてスタバより美味しいのでは?という感じでした。
デザートはやっぱり別腹ですね。満腹だったはずが、カフェラテもシャーベットも美味しくいただきました。
おひとりさまでも楽しめました
私「今日は本当に満足しました。」
ウェイトレスさん「デザートは他にも美味しいのがいっぱいありますので、またいらしてくださいね。」
私「本当に美味しかったのでまた来ますね。」
なんだかおひとりさまの達人になった気分です。
ウルフギャングのような高級店は入るまでがとても緊張しますが、一旦中に入ってしまえば最上級のサービスを提供いただけるので、意外とおひとりさまでも楽しくお食事することができるかもしれません。
ただ忙しい時間帯だとまた違った雰囲気かもしれないので、できるだけ空いている時間を狙った方がよいかもしれないです。
テーブルでお会計を済ませ、満足感いっぱいで席をあとにしたのでした。帰りはクロークで預けた荷物とコートを着せていただき、至れり尽くせりの最高のカスタマーエクスペリエンスでした。
お値段もそこそこしますので頻繁にひとりごはんをするのは難しいと思いますが、自分にご褒美をあげたい時などはぜひともチャレンジしてみてください。
きっと新たな世界が開けるのを感じていただけると思います。