Dancing Crabでひとりごはん
おすすめ度:
ひとりごはん難易度:
シンガポール発手づかみシーフードのお店
今回のお店は手づかみシーフードで話題のダンシングクラブです。
我ながら、なんでこんな難易度の高いお店を選んでしまったのでしょうか。
どう見てもおひとりさまで行く雰囲気には見えません。
せ、せめてすいてる時間帯に行こう。そう心に決めました。
公式サイトから予約状況の確認ができるので、ざっと見たところDinnerタイムは1か月先まで予約が埋まっているようです。1名で予約もできないようなので、Dinnerタイムが開始する17時に特攻することとしました。
Webでいろいろ調べていると、どうやら予約以外のお客さんは当日お店の予約帳に名前と携帯番号を書いて、時間になったら携帯に連絡してもらえるシステムなようです。少しでもひとりで並びたくない私は、ランチタイムが終わる15時頃にお店に出向き、予約帳一番乗りを目指すことにしました。
お店に到着
Dancing Crabは新宿駅東口を出て南口方面に歩くと、わりとすぐに発見することができます。キリンシティの2階なのでこれまで見落としていたという方もいるかもしれません。
早速階段を上って2階へと向かいます。初めてのお店なのですでにドキドキです。
お店に到着するとランチ営業が終わって後片付けをしている最中でした。
名前を書くであろう順番待ち用の予約帳が裏返しにされていたので受付のお姉さんに聞いてみることにしました。
私「すみません。17時に入店したいのですが、まだ名前は書けないんですかね。」
お姉さん「こちらは17時から記入いただくようになっているので、まだ名前を書いていただくことはできないんですよ。」
私「なるほど。そうなんですね。」
少し切なそうな表情を浮かべます。
お姉さん「ただ、17時よりも早めに予約帳をオープンすることもありますので、16時半ぐらいに来ていただけるとよいかもしれないです。」
どうやら本当は17時に予約帳がオープンするのですが、早くから並んでいる人用に30分ぐらい時間を早めることがあるそうなのです。ただ何時に予約帳をオープンするかはその日の込み具合とか次第なので、必ずしも30分前にオープンするとは限らないとのことでした。
これはよい情報をゲットしました。改めて16時半にDancing Crabへと戻ってくることにして、お店をあとにしたのでした。
予約帳にカキカキ
16時半に再度来店すると、すでに女性の二人組が並んでいました。まもなく女性の店員さんがやってきて予約帳をオープンしてくれたのです。早速2番目に名前と携帯番号を書き込み、再度お店をあとにします。
しばらくお店の周りをぶらぶらしていると、17時になってすぐお店から携帯に連絡が入りました。
店員さん「お席のご用意ができましたがいかがなさいますか?
私「すぐに向かいます!」
そんなこんなで、無事17時にお店へと入店することができたのでした。ダンシングクラブで予約が取れなかった場合は、16時半頃に来店するとあまり並ばずに済むかもしれません。
今度こそ入店!
店内はわりと広くて明るい雰囲気です。若い店員さん達がリズムに乗って迎えてくれます。
ひとりごはんには少しつらい雰囲気です・・・。
ここが有名な手洗い場かー。と感傷に浸る間もなく席へと案内されたのでした。
予約でいっぱいかと思いきや、わりと席の空きがありました。きっと18時台の予約客が多いのでしょう。
一番人気のクラブバックをオーダー
席に着くとナプキンとハサミが用意されました。
きっとこのハサミでシーフードをチョキチョキするのでしょう。少し楽しみです。
ドリンクをオーダーしてメニューを一通り眺めます。
店員さんに聞くと、カニの入ったクラブバッグが一番人気とのこと。ソースはシグニチャーソースのマイルドが一番人気とのことでしたので、そちらを注文することにしました。
さすがにこれだけではお腹いっぱいにならないと思い、アボガド&トルティーヤチップスとフライドポテトケイジャンスパイスも追加発注です。
先にトルティーヤチップスとフライドポテトが運ばれてきました。
どちらもやみつきになるような美味しさです。
前菜でわりとお腹いっぱいになった頃、クラブバッグが運ばれてきました。
テーブルの上に豪快にシーフードをぶちまけます。
この豪快さが手づかみシーフードの真骨頂なわけですね。
カニなどは手で持てないぐらいの熱さなので、ハサミを駆使してかぶりつきます。たしかに手づかみだと、普段の食事では味わえない楽しさや美味しさを感じることができます。
手が汚れたら手洗い場できれいにすることができますので、手の汚れは気にせずガシガシ食べ進めます。なんだか野生に帰ったかのような気分です。
食材も美味しいですし、手づかみという斬新さも楽しいのですが、いかんせん周りはキャッキャッとグループやカップルで楽しみながら食べているのです。そんな中でのひとりごはんは少々つらいものがあります。
お店のコンセプトとしても、大人数でワイワイしましょうという感じが伝わってくるので、あまりひとりごはんは向いていないのかもしれません。(いや、それは来る前から分かっていたのですが・・・)
最後まで美味しくいただきましたが、少し切ない気持ちのままテーブルで会計を済ませ、そそくさとお店をあとにしたのでした。
ひとりごはん推進委員会発足以来、初めての敗北感を感じつつの寂しい帰宅です。やっぱりひとりごはんは、落ち着いたお店でひそかに楽しむのが王道だなと感じたダンシングクラブ訪問でした。